大会閉幕後も、障害の有無をこえた交流が広がることを目指して[あいちアール・ブリュット Portal Site]を開設しました!

このたいかいについて

開催概要

名称
第16回全国障害者芸術・文化祭あいち大会
開催期間
2016.12.9 [金]–12.11[日]
*美術・文芸作品展は12.3[土]–12.11[日]
会場
愛知芸術文化センター
名古屋市民ギャラリー栄
ナディアパーク
名古屋栄三越
株式会社三井住友銀行SMBCパーク 栄
損保ジャパン日本興亜人形劇場ひまわりホール

基本理念

  • 障害者芸術・文化祭は、障害のある方の芸術及び文化活動への参加を通じて、障害のある方の生活を豊かにするとともに、国民の障害への理解と認識を深め、障害のある方の自立と社会参加の促進に寄与することを目的に開催します。
  • 愛知県では、従来より障害のある方の社会参加の促進に積極的に取り組んでおり、「あいちアール・ブリュット展」を実施するなど、障害のある方の社会参加の機会拡大を図ってきました。
  • 障害者芸術・文化祭の開催を機に、全国的な交流を通じ、障害のある方の社会参加と障害のある方に対する理解の更なる促進を図ります。

愛称・ロゴマーク

ゲイジュツのチカラ・あいち

芸術には、作る人・見る人、そして、障害のある人・ない人の心を変える大きな力がある。そういう大会になって欲しいという願いをこめた。

主催

厚生労働省、愛知県、名古屋市

マスコットキャラクター

からくりロボットの “ブンぞー”

愛知県の文化事業のマスコット「からくりロボットの“ブンぞー”」をマスコットキャラクターとして活用し、「第31回国民文化祭・あいち2016」と連携を図りながら、「第16回全国障害者芸術・文化祭あいち大会」の開催気運の醸成と参加意欲の喚起を図ります。

モチーフ

からくり人形師 九代玉屋庄兵衛氏の「茶運び人形」。からくり人形は、愛知の伝統的文化の一つである山車まつりの花形であり、その技術は、「モノづくりあいち」のルーツといわれる。
愛知には、数多くのからくり人形が残されており、愛知の文化を象徴する存在の一つである。

開催日程と会場位置図

開催日程

※今後の展示・舞台等の内容により、上記区分と異なる場合があります。

会場位置図

※今後の展示・舞台等の内容により、上記区分と異なる場合があります。

企画体制

キュレーター

鈴木敏春

NPO愛知アート・コレクティブ 代表理事

1951年生まれ。1970年代から美術批評・企画展を行う。1989年〜90年美術雑誌「美術手帖」展評担当。
1991年(財)名古屋市文化振興事業団主催「無冠の表現回路エコロジーアート展」企画。2003年〜2007年名古屋市・ファン・デ・ナゴヤ美術展審査委員・委員長。2014年、愛知県知的障害児者生活サポート協会主催「第7回ふれあいアート展」で講演(ボーダーレスアートコレクション展を巡って)。2014年から、あいちアール・ブリュット優秀作品特別展審査委員を務める。

稲波伸行

株式会社RW 代表取締役

1975年 三重県出身。2001年名古屋芸術大学美術学部デザイン科卒業。2002年地域密着型デザイン事務所N/N(エヌツー)設立、2005年メイド・イン・ジャパン・プロジェクト設立に参画、2009年~2011年ナゴヤデザインウィーク実行委員長、2010年あいちトリエンナーレ2010、キッズトリエンナーレのコンセプトメイキング、空間・グラフィックデザイン等トータルプランニングを行う。あらゆるデザイン資源を活用し、社会や企業、団体の課題解決を目指す。大同大学非常勤講師。

今泉岳大

高浜市やきものの里かわら美術館 学芸員

1982年愛知県生まれ。武蔵野美術大学造形学部芸術文化学科卒業。BankART1929を経て2009年より現職。文化庁アール・ブリュット魅力発信事業調査員、滋賀県アール・ブリュット推進事業調査員、あいちアール・ブリュット優秀作品特別展審査委員。そのほか愛知教育大学非常勤講師、日本福祉大学講師を務める。

山口未樹

認定特定非営利活動法人ポパイ理事長、社会福祉士、精神保健福祉士

1974年生まれ。2011年より同法人にてアートプロジェクトを開始し、ワークショップや展示会などを手掛ける。2014年、福祉を変えるアート化セミナー(たんぽぽの家、奈良)にて講師を務める。2015年より、障害者のアート活動をメインにした事業所「アトリエ・ブルート」をオープンさせ、創作活動と積極的な発表、発信を行っている。

山下幸司

NPO愛知アート・コレクティブ 理事

1961年生まれ。ギャラリーたかぎ、ICA名古屋のアシスタントスタッフを経て、(社福)愛知県厚生事業団に勤務。愛知県立心身障害児療育センター第二青い鳥学園(現、愛知県三河青い鳥医療療育センター)、知的障害者入所更生施設愛知県弥富寮(現、愛厚弥富の里)等で絵画クラブに携わる。2015年あいちアール・ブリュット出前講座講師。現在、展覧会企画(「パープルーム大学」展等)、美術ライター、アートプロジェクト運営等に従事。

山田梨紗

株式会社RW

1988年生まれ。名古屋芸術大学デザイン学科スペースデザインコース卒業。2012年名古屋市中区長者町に活動拠点を構え、デザイナーとして活動中。主な実績として、ミラノサローネサテリテ2014出展(デザイン、アートディレクション)。TOKYO DESIGNERS WEEK 2014 プロ展出展(デザイン、アートディレクション)。長者町トランジットマーケット(デザイン、企画運営)など。

プロデューサー

こかチちかこ

Dance Work こかチ 代表

津田塾大学学芸学部英文学科卒業。文化庁国内研修員。2005~2015年金城学院大学非常勤講師。1999年知的障害者ダンスグループ<オープンセサミ>を結成し、<Dance Work こかチ><オープンセサミ>合同公演で2009年名古屋市民芸術祭特別賞受賞。2005年愛・地球博では5日間の障害者公演を企画実施。愛知芸術文化協会ANET理事。2013年あいちトリエンナーレ2013ではANET会員による『RE:Alice』 演出。(一社)現代舞踊協会中部支部運営委員。

井垣理史

名古屋学芸大学 メディア造形学部 デザイン学科 講師

1973年生まれ。愛知県立芸術大学大学院美術研究科修士課程修了(油画専攻)。「間」や「際」をテーマとして、インスタレーションやパフォーマンスの空間演出を中心とした制作活動を行い、舞台美術やイベントディスプレイの制作も手がける。主な実績として、2010年あいちトリエンナーレ2010、キッズトリエンナーレ「小さい美術館」展示空間設計・施工(愛知県児童総合センター)、2013〜2015年「waltz (中川運河映像アーカイヴプロジェクト)」空間設計・施行担当など。

あいち大会の特徴

「芸術・アートの年」にあいち大会を開催

平成28年度の愛知は、8月から12月にかけて「あいちトリエンナーレ2016」、「第31回国民文化祭・あいち2016」、そして「第16回全国障害者芸術・文化祭あいち大会」と大規模な文化行事を連続して開催する「芸術・アートの年」。愛知の多様で豊かな文化をお楽しみいただけます。

国民文化祭との連携

開催の気運を盛り上げるための広報連携や「第31回国民文化祭・あいち2016」の県実行委員会事業「伝統と創造フェスティバルあいち」(11/20)でプロデュース舞台「親指王子」の舞台発表を行います。

会場日程内容
刈谷市総合文化センター11月20日(日)県実行委員会事業「伝統と創造フェスティバルあいち」でプロデュース舞台「親指王子」を発表

まちなか展開

名古屋市内の会場では、まちなかを散策しながら気軽に作品を観ていただけるよう、ギャラリーや文化施設に加え、多くの方々が利用する百貨店や銀行などで作品の展示等を行います。

県内地域への展開

名古屋市内だけでなく、県内の劇場や美術館、大学等においても作品展示やシンポジウム等を行い県内地域への浸透を図ります。

連携先会場日程内容
豊橋市穂の国とよはし芸術劇場プラット12月10日(土)トークイベント、あいちアール・ブリュット展応募作品の展示等
豊田市豊田市美術館12月1日(木) ~12月11日(日)「第19回豊田市障がい者作品展」とあいち大会との相互作品展示
春日井市春日井市役所10月頃(調整中)市内の児童・生徒等による、書を使ったあいち大会出展作品の共同制作
愛知県立芸術大学 愛知県陶磁美術館愛知県立芸術大学 サテライトギャラリー(名古屋市中区)7月9日(土) ~7月23日(土)愛知県立芸術大学、愛知県陶磁美術館との連携企画展「越境する身体 西村陽平と出会った子どもたち」の開催
愛知県立大学愛知県立大学 次世代ロボット研究所12月頃(調整中)トークイベント、ロボットエキシビジョン等

2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の文化プログラムにつなげるための取組

2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会における文化プログラムに向け、障害者芸術の全国における裾野の拡大や参加機会の拡充を図るため、他都道府県で開催するサテライト型の芸術・文化祭と連携します。

都道府県日程内容
奈良県11月上旬(仮称)アートとゲーム展
鳥取県10月30日(日) ~11月1日(火)東京オリンピック・パラリンピックに向けた障がい者アートフェスタ2016
大分県11月12日(土) ~11月20日(日)障がい者アートフェスティバル

企業等との連携

企業や団体等と連携して、ポスター掲示やチラシ配架等の広報や、企業内スペースでの作品展示等を行います。

学校等の連携

学校の授業や校外学習、部活動等の学校行事を活用し、あいち大会に来場してもらえるよう学校向け団体鑑賞プログラムを実施します。

ボランティアとの連携

あいち大会の会場運営(作品看視や案内等)やガイダンス(学校団体向け)などを、多くのボランティアに担ってもらい、あいち大会を盛り上げていただきます。